Climate Clock設置記念イベントへ参加して感じたこと
本日の担当🖊中嶋
4月23日、Climate Clock設置記念イベントへ参加してきました。
Climate Clockを渋谷に設置するというプロジェクト。
このプロジェクトのクラウドファンディング、 支援していただいた方の返礼で小田原かなごてファームのソーラーシェアリングを巡るツアーを行う という形で、小田原かなごてファームも協力させて頂いていたのです。
本プロジェクトの中心メンバーである、三島のどかさんは以前から小田原かなごてファームとも関わりがあった方です。僕個人としても彼女の思いを応援したく、支援させて頂いていました。
そのこともあり、今回行われた設置イベントに参加してきました。
ちなみに、「Climate Clock=気候時計」とは、全世界で今のペースのままCO2排出が続いた場合に地球の平均気温の上昇が1.5℃以上に達してしまうとされる“残された時間”(タイムリミット)を伝えるというもので、少しでも気候変動の問題について身近に考える機会を増やしていきたいという思いのもと設置されることになります。
本イベントのテーマは「気候変動 7年後のわたし達の未来を考える」。 イベントでは、プロジェクトメンバーやそれを支援する方々、そしてなんと小泉進次郎元環境大臣までも駆けつけ、それぞれの思いを、生の声で聞くことができました。参加者の交流会も開催され、僕も色々な方とお話ができました。
そこで感じたこと、思ったことを記しておきたいと思います。僕の中では、色々な葛藤や迷いが湧きました。
・・・
まず、このイベントの場にいる方々は、皆さん素晴らしいな、と率直にそう思った。今の気候危機問題について危機感を持ち、実際に色々な形で行動をしている方達ばかり。その場にいると、こんなに本気で問題解決に取り組もうとしている人がいて、同じ志の仲間がこんなにいるということが嬉しく、一緒に頑張っていきましょう。と意気投合してしまった。そして、その場の雰囲気は、全体的にハッピーな雰囲気。純粋に楽しく、こういう仲間が増えていくことが希望のように感じる面があった。
一方、その場での自己満足になってしまわないか?とか、危機意識は持っているけど、そのために本当に私たち自身がそもそも行動できているのか?ということは考えないといけない気がした。
イベントでは、危機意識を周知していこう、という話がほとんどという印象だった。
僕は、危機意識を広めようとする行動が本当に解決につながるのか?それよりも、こっちの方が楽しいよ!みたいに、皆がハッピーなことをして行動していったら、危機意識を強めるのではなく、問題が解決しちゃってた。みたいな方が、いいんじゃないのかなと。
だから、どう危機感を浸透させるか、より、人間がどう行動したらこの問題が解決するのか、という議論の方が聞きたかったな。
また、このまま行くと日本では、7年後停電が起きるよ。みたいな話もあった。ということは、停電する=自分たちの生活が不便になるから良くない、ということなのかな?その前提のみんなの生活レベルみたいなところを(特に日本では)変えるべきだ、と僕は思っているので、少し違和感もあった。
基本的に、危機感をもっとみんなに周知していきましょう、という話で、自分たちがまるで偉いことを考えて行動して、ほかの人をどう変えるかみたいなスタンスにも見えるようなところがあり、僕の中ではここが一番の違和感であったかもしれない。(こんな見方をしてしまう自分の悪いところか、、、?当然皆さんがそんなつもりではないというのは分かっていても、そう見えてしまう自分がいた。。)
例えば、気候危機を止めるために、日本で今一機でも火力発電をとめて、今から自分たちの生活を変えていって、計画停電をやっていこうよ。みたいな主張をトークイベントの場で聞けてたら、その方が納得がいくなーと思った。
このように僕の素直な感想としては、同じ気持ちの仲間がたくさんいて、希望も感じる面、それでいいのかと疑問、不安みたいなものも感じる面、その両方が自分の中で湧いてくるようなイベントだった。
でも、純粋に楽しい時間だった。 単純に、「楽しかった」という感想を伝えることが大事なのかもしれないな。
・・・
僕は、まだまだ迷いながら、考えながら、自分のできることを探りながらやっているような状態です。(笑)
一つ自分の中にある気持ちとしては、
気候危機も他に関連する社会問題も、問題の原因を作った人ではない人が被害を被っている。という、そういう不平等さが嫌で、
環境について考えている自分は偉くて考えてない人を変えないといけない、
みたいな構図になるのは嫌なんだな、と思いました。(笑)
そして、そういう構図の社会を変えていきたいという思いは、僕の根底にある気持ちです。
あと、このClimate Clock設置プロジェクトの取り組みは、思いを持った学生が本気で行動し実現させたものです。プロジェクトメンバーの方へ大きな尊敬の念を抱いていて、自分も負けずに頑張りたいと、ものすごく刺激を受けています。
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