あの地震でもまだ原発を動かそうとする愚かな大人達 小山田大和行政書士事務所
一昨日、首都圏を地震が襲いました。太平洋プレートとフィリンピン海プレートの境界で起こった地震ということです。
多くの帰宅困難者を出すとともに、停電や電車のストップなど、相変わらず、都市機能が災害に極めてぜい弱だということを露呈しました。
東日本大震災や相次ぐ災害、コロナウィルスによって、人間の生存に必要な
水、食料、エネルギー
は自らの手元足元に置いておくということを追求する社会の方が
レジリエンスに資するし
地方創生にもなる
ということを、この間、私はずっと言ってきています。
コロナで働き方改革が叫ばれているのに、どうして、都心にあんなに多いのか?と不思議にも感じました。
これからは、オフィスに行かなければどうしても出来ない仕事以外は、リモートワークを推奨すべきだと思います。
結局、この国は、のど元過ぎれば、で、なかなか、旧来の仕組みを変えられないんだな、と改めて思います。
目指すべきは、小規模・地域・分散型のエネルギーの仕組みである
そう、更に思いを強くしました。
そして、政府、内閣の官房長官が、こういうときに必ず言うのが
原子力関連施設は正常に機能している
ということ。
地震のたびに、僕たちは、いつまで、原発に怯えなければならないのか?
原発というのは、極めて繊細な仕組みで建てられているということを実は多くの人が知りません。
原発の建築の耐震性は極めて低く、僕たちが日ごろ住んでいる一般建築物より低いということをどれだけ多くの人が知っているのでしょうか?
一般建築物は4000ガル程度の強度が必要ですが、原発は700ガル程度しか持ち合わせていません。
これは、樋口裁判長の著作「私が原発を止めた理由」に詳しく書いてあります。
そして、700ガル程度の地震はこの国でどのくらい存在するのか?というと、何百か所もあるのです。
東日本大震災の原発事故は、一般論としては、津波で起こったと多くの人は思っているでしょう。
しかし、これは、東電が報告書でも認めているのですが、実は震度7の地震で既に冷却水を送る配管が壊れてメルトダウンが起きているということを認めているのです。
しかし、これは、不都合な真実なので、隠してしまった。
そういう、極めてぜい弱な仕組みの原発を、残念ながらいま、我が国は稼働しているのです。全電源構成の約7パーセント程度は現在は原発のエネルギーになっています。
あれほどの大災害を経験してもなお、日本が原発に固執する。
原発はコストが安くもありませんし、クリーンエネルギーてもないし、安心・安全でもありません。
この三台スローガンが全部、嘘だとわかっていても
どうしても原発を動かしたい人が、原発を止めたい河野太郎、小泉進次郎、らを葬り去り、
甘利、小渕、宮沢、そして、安倍元総理、そして、経産省の今井秘書官ら原発推進グループが、
河野規制改革担当大臣肝いりのタスクフォースの議論と提言をお蔵入りにしてしまった。
ここには、都留文科大学の高橋先生や、自然エネルギー財団の大ミカさん等
この分野の第一人者のリベラルな考えがは一定のですが、闇に葬り去られてしまうでしょう。
それは、一時的には、河野・小泉連合の敗北です。
ちなみに、このタスクフォースには、経産省の中にも原発に依存しない考えを持っている「再エネ派」というのがいて、
長らく、そういう人は干されてきていたのをこのタスクフォースで河野規制改革相が抜擢していたんですが、
経産省の原発推進派が息をゾンビのごとく吹き替えとているので、一面で見ると、残念ながら隅に追いやられましたが
しかし、原発は、実は、もう事実上、動かせないので、いずれ「さようなら」なのです。
断末魔なのです。
原発は、災害にはめっぽう弱いのです。それは、今縷々述べて来たとおりです。このまま動かし続ければ、第二の福島は日本では必ず起きます。
そうなったら、日本は、もう、国際社会から信用されなくなります。
中国もドイツも、福島を見て、原発の新増設はやめました。日本はまだあわよくば、という考えが垣間見られます。
災害大国日本では、原発は無理です。
多重防護システムだから原発は安心、つまり、放射能は漏れない、というのも嘘です。
多重防護の福島第一原発はきちんと爆発しましたからね。もう、理屈上は成り立っていても現実的には成り立たないのです。原発は。
また、一昨日のような地震が静岡の浜岡原発のあたりで起きたらどうするのでしょうか?
偏西風が上空は拭いていますから、もし、福島と同じようなことになったら、箱根や小田原は人が住めなくなります。東日本は壊滅です。
そういうものに、どうして、地震がおきてもまだ、大丈夫だとたかをくくれているのか?
再生可能エネルギーを地域でつくり、私がやっているように、農地の上に太陽光発電を無数に並べ、
そして、グリッドに安易に勝つ廉価につなげるようにしていけば、日本は間違いなく、今よりは、しなやかで、潤いのある地域や国になるのに、それをしない。
それが出来ないのは、いつまでも、なんだかんだ言って原発を廻そうとするからです。
河野氏が負けて、残念ながら、再エネ優先接続を主導した、菅、河野、小泉は主流を去ったので、そこもまた、揺り戻しがあるでしょう。
しかし、それをやったら、日本は世界の潮流から完全に取り残されてしまいます。
日本は、普通の国以下、実は後進国並みになりつつあるというのが世界の中での日本のステイタスだということを、
平和ボケした日本人はそろそろ気づいて、気付いた人から、いい加減にしろと、革命を起こす以外にないのかもしれません。
私は、そういうスタンスで、自然エネルギーの地域での普及ということについてこれからも、訴え、そして、やっていきます。
NEW
-
query_builder 2023/05/27
-
ソーラーシェアリング5号機完成
query_builder 2023/04/14 -
【開催予告】おひるねみかん収穫祭
query_builder 2022/12/02 -
電気自動車を導入しています
query_builder 2022/11/18 -
稲刈イベントの様子
query_builder 2022/11/04